町工場で支える必要有り!

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私もT社製の新車だった息子の車の後部座席で、息子が運転中突然アクセルが戻せなくなる、車両的な欠損事例により死にはぐれた時から、T社の車を毛嫌いするようになり、今回の件でも、はじめはそうだったが、次第にT社の事を、寄って集って叩き過ぎてるように思えてきた。確かに傲慢が生んだ事態なので、反省して立て直さなければいけない事は、誰にでもわかっている。それに、トップが自社を擁護しようとするのは、ある意味致し方ない事で、「精査してユーザー第一に対応する。」っと言っているのだから、体質をどうこう叩く事より、今まで長きに渡り、経済大国日本と呼ばれるように、国を牽引して来た事は、紛れもない事実であり、とんでもなく凄い事だ。そこを念頭に置いた上で考えたいと、私は思った。
私は批判されるかも知れないが、T社が、製造業として、本来あるべき姿を取り戻せるよう、今、国を挙げて、応援するべきだと思うようになって来た。
2兆3000億の負債を抱えて倒産したJALとは全く違う。
T社の経済的・社会的な影響力は、想像外だ。
大げさに言えば、国家の存続にも拘わる大問題!
それなのに、国交省はT社批判ともとれる発言をしている。
国家で批判するなんて、とんでもない間違いだ!
莫大な税を注ぎ込んでJALを再生しようとするのなら、T社の傷の痛みを、少しでも和らげる手立てを講じる事の方が、国益の為である。

米国T社・社員のT社擁護の声が、日本に聞こえて来ない事が残念でならない。近年の米国自動車メーカー社員の不安に比べたら、どんなに幸福か!自動車作りでは、全くと言って良いほど歯が立たないので、この時とばかり、国を挙げてT社批判に終始している。
T社の米国への経済効果も、我々には想像出来ない程のものなのに。
残念ながら、今の日本の国会の姿と全く同じである。

私は私の出来る範囲の事で、町工場全体を動かし、そして、潤しながら、大それた考えではあるが、T社を下支え出来る様に頑張りたいと、考えを改める事にした。
それが町工場、しいては、国民を守る為に、絶対に必要だと思ったから!

町工場の親父という身分の自分が、こんな事を述べるのは、本当に生意気ではあるが、T社にも又、正しい体質改善に対し、非協力的な幹部を一掃し、海外調達部品での問題を、真摯に重く受け止める事と、数十車種にも及ぶ、同一部品の利用方法など、利益重視に走った過ちを繰り返さないよう、自社体質のこれまでを、先入観を全て振り払って精査し、あらためて、ゼロからの体質改善に、全力をあげて取り組んでもらいたい。