何故、共存共栄を望まぬのか?

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背景色を真っ黒に替えた。「このままでは、お先真っ暗!」と言う意味を込めた。

T社 本日の記者会見の模様が掲載された。
一体、マスメディアは、社長を叩きぬいて何をしたいのか?

絶対に逆らえない番長になったかのように、その上、さも天下を取ったかのように叱責を浴びせて、
日本国家・国民の利益の為に、何か為になったのか?

確かに対応が不十分だった点もあったが、それも詫びを入れて認めた上で、今後を見て欲しいと言ってるのだから、
マスメディアとして、何をどうすれば、国家国民の利益の為になるのか、考えて言動行動を起こす事が、
一番重要なことだと思うが?
質問をするにしても、「今後、冷え切っている日本の製造業を牽引して行くに当たり、T社として、どのような取り組みを考えているのか?」とか、
「このままでは、日本の製造業を担ってきた町工場は、生き残れないと思うが、T社として、救おうと言う意志はあるのか?ないのか?」とか、
中身のある内容の質問がされないのは、本当に残念だ。

デフレスパイラルの中、中小・零細企業が、少ない仕事の価格破壊を自ら起こしてるのと同じで、
「自分さえ良ければ!」っと言う方向を選ばぬ訳には行かず、共存共栄を選べなくなっている。

世界一の自動車メーカーと言う事は、当然、日本で最も多くの税金を納め、日本国家・国民の利益の為に、
重要な役割を果たして来たと言う事で、そんな大切な企業を責め潰そうとする輩は、自分達の子孫が、
「どのような環境下に生きねばならなくなっても構わない!」っと思ってるのだろうか?

T社は、今回の問題を真摯に考え、社内体質など、大きく変更せざるを得ないだろう。
それを実行せず、同じ過ちを繰り返すような事はないと、私は信じてる。
特に今のT社長は、創業者の意志を受け継ぎ、誰が何と言おうと、己の信念を曲げずに、
我々町工場が笑える環境作りをすることによって、品質の自発的な向上を勝ち取ってくれるだろう!

それには、一次下請けのピンハネを止めさせることが、最重要課題だ!
何も難しい事ではない。一次下請けは、しっかりと、自社生産実質の仕事に見合った価格設定をする事で、町工場の笑える環境は整う。
純国産部品を使わなければならない部分を明言し、ブランド力を回復させる為には、町工場の”志”の復活しかない。

あらためて、「自社だけが良ければ!」っと言う考えは捨て、「みんなが良くなれれば、自社も良くなれるんだ!」っと言う、
共存共栄の”志”を抱いて、前進して行こうではないか!