国内生産に戻そう運動!

本当にひどい世の中になってしまった。

日本という国をひとつの会社に例えるなら、一部の企業がひとりの従業員とすると、ベテランの数人の従業員が、他のベテランやシンマイ社員の生活は考えず、自分達の収入を増やす為に、ありとあらゆる手を尽くし、社長に内緒で、隣の会社の従業員に仕事を切らさないように回す代わりに、とんでもない低報酬で仕事をやらせ、ピンハネし、その結果、自社の社員の仕事は激減し、給料カットや首切り状態を招く。
しかし、隣の会社もそれほどバカじゃない。仕事の出所と技術を盗み、自社独自のバージョンアップした製品をマーケットに送り出し、悪どく儲けた数人のベテランも、最後は路頭に迷ってしまう。

まさに、今の日本の製造業だ。

企業として、自社のみの発展と自社のみの利益追求という怪物は、最後には自社を食い潰す!

ひとつの会社で、従業員皆がバランスの取れた給与を得られ、年数、技術に応じて目標を定め、努力に裏切られる事なく、確実に目標を達成できれば、社員は愛社精神を抱き、自分の仕事に誇りを持ち、家庭生活においても、子孫のスムーズな教育や健全な夫婦関係を築き上げ、余生を安堵の心持で送り、70歳を迎える頃には、それまでの人生に充分な満足感を抱き、それ以降はいつ迎えに来られても、悔いなく川を渡れる。

でも、一部の社員の傲慢は、社員同士の無益な競争を激化し、一部は努力に裏切られる事で、その後当たり前に継承して行かなければならない事から逃げ出し、晩年は達成感のない後悔だらけの人生になり、川はもがいて渡ろうとしない。

大企業は末端の中小企業に支えられて今の形を作る事が出来た。
でも今は、ここ10数年、勝手に頭を揺らし、暴れまくったにも拘わらず、重さに耐えて支え続けてくれた土台である末端の息の根を止めようとしている。

その結果、土台を崩された家のように、ひびが入り傾いてしまった。

今すぐに、大至急、手を差し伸べて土台を修復しないと、傾いた家は倒れ潰れてしまう。

1階部分を犠牲にして、全体の高さを低くしてでも、土台の修復に全力を注がないと、倒れてからでは遅い。倒れれば土台も壊れてなくなるので、二度と家の再構築は出来なくなる。

1階部分を犠牲にするという事は、大企業が末端の中小企業に高単価で仕事を出すという事。
原価が上がって利益率が下がっても、土台が健全になれば、家は持ちこたえられる。

どうか、大企業の皆さん、日本人として日本を健全に戻す為、今一度国内生産の可能性を見直し、製造業も”地産池消”の原点に立ち戻り、国内で生産した良い物を適正な価格で販売し、それを得る事を目標に働けるような、向上心旺盛な滞ることのない循環社会を目指して動き出してくれませんか?

そして、この意見に賛同して頂ける、力ある方、世論を動かす先導者になって下さい。

宜しくお願い致します。