燃料電池は、次の技術開発の資金集め!

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今回の世界最大規模の展示会”FC EXPO(水素・燃料電池展)”
私は究極のエネルギーと言われてる、昨今の世情の中、唯一と言っても過言ではない、
右肩上がりの分野に足を踏み入れた。

近い将来、間違いなくビッグなビジネスになるだろう!

しかし、私はこのビジネスを、次の技術開発の資金集めだと考えている。

燃料電池と言えども、何らしかの外部資源(エネルギー)を必要とする訳で、CO2排出ゼロは、とても素晴らしい事だが、まだ究極とは言えないと思う。

私は外部資源ゼロでの発電を可能とする物を研究開発しており、設計は全て終わっている。しかし、試作品を製作するには、かなりの資金が必要で、昨年、大手上場企業数十社に出資を募ったが、皆言う事は同じで、「特許を取ったら話をしましょう!」っという内容だった。

例えば、スポーツ選手などで、まだ実績はないが、磨けば光る逸材・・・!っと、その才能にスポンサーが付くように、何故、お金のない技術者の可能性に対し、実績(特許)を求めるのだろうか?

まあ、そう言っても仕方がないので、その資金は自分で作るしかない。そう思いつつ、不景気に苦しみもがいて来たわけだが、そんな中、燃料電池分野へのプレス技術参入チャンスを見つけた訳で、何度も言うように、出展する技術は、町工場を助ける為の物だ。
数多くの町工場の方に、燃料電池スタックメーカー直に繋がってもらう事で、今までいじめられ続けて来た、大企業(エンドユーザー)の一次下請けや二次下請け業者とは、おさらばさせたい。

一次、二次下請け業者は、大企業(エンドユーザー)からのコストダウンに対し、金額面だけの表向きの売り上げを落とさないが為に、孫請け業者からのピンハネ額を増やすだけの目的で、無条件に法外な価格設定を押し付け、その為、我々町工場は札束を乗せて納品するようなめに合い続けて来たのだから!

私は一番下の玄孫(やしゃご)請け以下であったから、無我夢中で働いても、時給500円にもならない事がしばしば!それゆえ、一日16時間以上労働はざらだった。
しかし、私のすぐ上の企業も、上からのコストダウンに苦しみ、仕事を受けても赤字、受けないともっと赤字。そんな状況が続いていた訳で、今も尚、みんな底なし沼の渕にどうにかつかまっていて、明日か明後日までかと、己の体力に問いかけていると言う状況なのだ。

私は、燃料電池分野が究極のエネルギーと言われていて、優秀なそれは、とても困難な技術の集大成なので、そう容易く実用化レベルの物が、どこでも作れるとは思わないが、
またその分野も、価格競争だけのいやな時代が待っていると思う。すなわち、それ以上の物を作り出さなければ、また、町工場は窮地に追い込まれてしまう。

そうならない為に、更に難しい、世界的に特許が取れないと言われている事に、あえて挑戦し、それを成し遂げれば、また新たに町工場の仕事が確保出来る。

町工場、末端を潤し、末端の生活レベルを安定させれば、大企業が作る物が売れるようになる。バブル崩壊以降、その逆に向かってしまい、脱出出来ない悪循環となってしまった。
すなわち、大企業が考える自社のみの利益主義は、最終的に自社を滅ぼす。
一流大出の頭の良い優秀な人材が揃ってる訳だから、
もうそろそろ、わかって欲しい物だが・・・・・!