台風19号から1か月!

おはようございます!

台風19号から1か月余りが経ちました。

被災者の方々には心からお見舞い申し上げます。

 

先日、栃木県の大平山に行きました。

ふもとの川が氾濫し、周辺の方々が、後片付けに追われていました。

このような災害が起きるたびに、胸が締め付けられます。

 

今後、年々、地球温暖化で同様の災害が起き易くなるようです。

国会議員の皆様、どうか、「桜を見る会」などに血税を使う余裕があるのなら、

ゼロメートル地帯を全体に底上げすることは無理ですので、日本中の灌漑対策に、

私達の血税を使用して下さい。

たまたま、そこに住んでいるというだけで、納税者が被害に遭われているのですから!

 

空から降る雨を、人力では予測は出来ても、抑制は出来ません。

今後、年々増加する雨量を予測し、ダムの通常時の調整放流を行うことや、

予測雨量の2倍、3倍に耐えうる、日本中の河川の堤防の整備を行ってください。

 

水資源が豊富な日本の長所が、日本人を苦しめる短所になってはなりません。

そして、災害時に苦労される官公の方々に、これ以上仕事を増やしてはいけません。

全ての災害時、被災しにくい環境の整備に、血税を使うべきだと思います。

 

 

さて、皆様は、糖尿病をご存じでしょうか?

膵臓で作り出されるインスリンという物質が、血糖を正常範囲に保つ役割を

しますが、インスリンが不足したり、働きが悪くなったりする病です。

糖尿病自体が死因にはなりませんが、重症になると、網膜症、腎臓病、神経障害、

脳梗塞心筋梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症などの合併症を引き起こします。

 

1型と2型が有り、1型は即座にインスリンの注射が必要で、2型は飲薬の効果が

得られなくなった場合には、やはり、インスリンの注射が必要となります。

 

全世界で、約1億人のインスリン注射を行っている方がいるそうです。

 

インスリンの注射は人により異なりますが、一日に3回注射を行うのが一般的で、

諸事情から自分で行えない場合を除き、子供から大人まで、自分自身で注射を

行います。

 

そのため、痛みを我慢することがつらく、そして、人目を気にするので、

出来る限り痛くなく、手間なく、素早く注射することが望まれます。

日本の医療器具メーカー、テルモ株式会社が2012年9月から販売している

「ナノパスニードルⅡ」と言う商品は、「痛くない注射針」という

キャッチフレーズで有名な、極細の注射針です。針先端の細さは0.18㎜で、

夏に悩まされる「蚊」の針のおよそ2倍の太さです。

この針は東京都墨田区にあった岡野工業株式会社とテルモ株式会社が共同で開発し、

岡野工業株式会社が管状体(針)の成型を担当し、テルモ株式会社がその管状体の

つなぎ目の溶接や針先・針元の加工、インサート成型などを担当しました。

残念ながら、岡野工業株式会社は高齢化と後継者の問題から黒字廃業しました。

 

「ナノパスニードルⅡ」は、管状体(針)を溶接で接合している為、管状体(針)を作る

材料が、溶接に耐えうる厚みを必要とし、その結果、薬液を通す穴径が細くなり、

薬液を押し出す抵抗が増え、一回のプッシュでは終わらないため、何回も何回も

プッシュしなければならず、人目をはばかり、素早く注射を終わらせようとする

患者さんにとって、「痛くなくなったけど、時間がかかってね!」と言う声を

よく聞きます。現状で0.2㎜よりも細いものは「ナノパスニードルⅡ」

しか販売されてないので、患者さん達は、ある意味我慢して使っています。

 

そこで弊社では、この管状体(針)を、溶接を行わないで製作することにしました。

溶接を行わないことのメリットは、管状体(針)の材料を薄く出来ること。

そうすれば、薬液の通る穴径を大きく出来る。穴径が大きくなれば、一回の

プッシュで注射が終わる。早く注射が終われば患者さんの負担は減少する。

良いことずくめです。

 

「ナノパスニードルⅡ」は、菅元内径が約0.25㎜、菅先内径が約0.11㎜で、

徐変率が0.44に対し、弊社製の針は、菅元内径が約0.30㎜、菅先内径が約0.14㎜で、

徐変率は0.46となり、薬液の吐出量の増加とプッシュ圧低減化が期待できます。

更に、溶接を行わないので、素材の熱変質等も抑えられ、耐食性を向上させた

素材の性質変化も起こさないので、人体への安全性向上も期待できる上、

工程数を大幅に減らすことにより、コストダウンが実現し、安価に販売できる

ことから、患者さんへの痛み、労力、金銭面など、総合的に負担軽減が期待できます。

 

インスリンの注射針は、テルモ株式会社ばかりでなく、日本ベクトン・ディッキンソン株式会社やニプロ株式会社などが製造販売しており、その3社、或いは、他社の協力を得て、「〇〇〇〇〇〇〇〇Ⅲ 35G」を全世界に供給し、

インスリン注射を行っている全ての方の負担軽減が出来たら!」

そう思っています。

 

そのために、超微細な管状体を量産する順送金型を完成させます。

皆様、ご期待下さい。

 

弊社にご興味・ご質問などある方は「tokuda.ard1272@gmail.com」にメールを下さい。