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約3ヶ月ぶりの投稿です。
早いもので、2020年も残り2ヶ月と5日になりました。
今年は新型コロナウィルス感染症に始まり、それで終わります。
効果的なワクチンも無く、特効薬も無い中で、世界中に広がり、
罪もない方々の大勢の命が奪われました。
只々、ご冥福をお祈り申し上げることしか出来ません。
本当に悲しい一年でした。しかし、未だに終息どころではなく、
欧米やその他の国々で、第二波、第三波に襲われ続けています。
我が国でも、1日に平均で400人超の新たな感染者が出続けており、
終息の見通しがつかないまま、社会活動は元にもどそうとする動きが
強まっていて、欧米のようにならないで欲しいと願っています。
私のような極小町工場の経営者にとっても、コロナ禍の影響は、
経営を逼迫させました。国や県の支援により、給付金等を頂き、
そして、融資の借り換え等で、金利や保証協会保証料などを優遇
をして頂き、何とか耐えている状況です。
決して十分とは言えない保証等ではありますが、一時的にでも、
救われました。素直に心から感謝したいです。
2021年がすぐそこにやってきており、新たな年に向け、一歩先に
歩み出ようとすることが、今は大切かと思っております。
2019年11月、「痛くない注射針!」をキャッチフレーズに、テルモ(株)
と岡野工業(株)が共同開発した、Ⅰ型糖尿病の方々が使っている、
インスリン自己注射針の中で、たびたび見られる、薬液の突出不良
などの問題を解決すべく、「もっと痛くない注射針!」と謳えるような、
注射針の製造方法の開発に、弊社単独で成功しました。
そして、2020年9月、弊社単独で特許を取得しました。
現行品よりも更に細くすることで痛みを緩和し、薬液の通り道を広げる
ことで、薬液の突出不良も解消しました。注射針が細くなったことで、
その刺し傷の治癒期間も短くなり、硬化する皮膚の度合いも軽減できます。
しかし、弊社は典型的な極小の町工場なので、弊社単独では、到底この
注射針の量産は不可能です。大手医療器具メーカーの方々等とタッグを
組み、一日も早く、現行品より「安心・安全・安価」な注射針を、患者の
皆様方に届けられるよう、粉骨砕身頑張る次第です。
注射針をご使用になられてる方々、製品の完成を今しばらくお待ち
頂きますよう、お願い申し上げます。
又、注射針を使用していない一般の方々も、注射針の完成を応援して
頂きますよう、お願い申し上げます。