ダイレクトメタノール形燃料電池(DMFC)用金属セパレータ

イメージ 1
写真は、ダイレクトメタノール燃料電池(DMFC)用金属セパレータの形状サンプルで、材質はSUS316L 板厚0.3丕愕扱遡鵤僑悪亞僂任后
貫通穴はφ0.8弌[路回路は溝幅0.5弌々多爾毅亜ィ隠記个任后

これは試作品の中の不良品で、目で見当をつけて加工してるので、貫通穴と流路がズレています。
また、貫通穴の溝部の渕も、潰れた余肉がはみ出ています。

良品は、貫通穴のセンターに流路が成形され、流路成形後に穴をシェービングしてるので、余肉のはみ出しもありません。

穴あけ、流路成形、シェービングを、順送のプレス加工で量産する事で、コストダウンの限界に挑戦します。

皆様もご承知の通り、穴を明けたり、流路をプレス加工でこれだけ潰したりすると、強力な残留応力が発生し、この板は反り返ってしまい、使い物になりません。

弊社は、この反り返った板を今一度プレス加工で叩き直し、60亞僂糧楼呂如▲廛薀好泪ぅ淵坑亜ィ娃韻諒震姪戮鮟个控蚕僂粒発に成功しました。
そしてその技術を、”Magic Restriking”{マジック・リストライキング(以降M・R加工と呼ぶ)}と名付けました。「魔法の叩き直し!」っと言う意味です。

しかも、このM・R加工をする前の状態は、叩いて重なる状態を除き、どのように反り返っていても、仕上がりは同じく真っ平らに出来るので、前加工の精度を気にする事無く、町工場の既存の設備で、量産加工が可能なので、近い将来の天文学的な注文に対し、M・R加工前までの製品を、新たな設備投資を要求する事無く、全国の町工場に発注する事で、日本全国に光を射す事が期待されます。

また、SUS316Lは、高耐食な素材ではありますが、裸材のままではどうしても、DMFCの長時間の高耐食性能には限りがあるので、より高耐食、高導電性を高める為に、導通が必要な部分にだけ金メッキ加工を施し、それ以外の部分には、絶縁コーティング加工を施すことで、無駄な空中放電等を極力減らし、安定的な発電効率を獲得する事で、より高性能なDMFCの完成に寄与出来ればと願っています。

流路回路を、板を曲げたり絞ったりする事なく成形するので、積層時の変形も皆無で、更に、M・R加工を施したセパレータは、発電時の熱等による、残留応力の復活での変形もありません。
そして、この導通・絶縁部を段差ゼロの面一に仕上げる事で、液漏れやガス漏れを起こす事を極力抑えたセパレータにする事が出来ます。

小型高性能のDMFCを実用化させる事で、色々なアイテムは、電池切れの悩みから開放されます。

皆様もご存知な事なのですが、携帯電話のバッテリーを、1年に1度、最高2回まで、無料で獲得出来るコースが選べますが、せっかく獲得したバッテリー、新品のはずなのに、それまで使っていたバッテリーと、ほぼ同等の使用時間になっています。機種や物により差はあるかもしれませんが、一週間ほど前に入手した私のバッテリーは、まさにそのような状態で、とてもビックリしました。
それは、リチウムイオン電池の特性で、何も使ってない状態でも、どんどん劣化してしまうと言う性質が原因です。

この事からも、最近日本でも予約が開始された、高電池消費量のアイテムには、リチウムイオン電池では、すぐに物足りなくなってしまう事が分かりますし、頻繁に充電する必要がある為、劣化のスピードの加速が予想され、バッテリー買い替え時に高価格だと言う事も課題です。

それに比べ、充電の必要のない燃料電池は、例えアルコールのストックがなくなっても、そのアルコールさえ入手すれば、充電する待ち時間や充電場所に翻弄されることなく、ストレスフリーで、瞬時にアイテムを使うことが出来ます。

「小型・軽量・高性能・高耐久・低価格」燃料電池が抱える、この全ての課題の克服の、大きな鍵を握るセパレータ。

このセパレータの量産技術の整備・完成が、私の新エネルギー業界参入のスタートなのです。

この課題の全ての克服が見込まれる、弊社製セパレータを是非一度、お試し下さい。