金型単独業の生き残り!

此処の所、見積もりを出しても、コンペに勝てない。

そして、決定価格を聞いて驚いた!

正規見積もり(リーマン破綻前)の7割引なのだ!

どう考えても、材料と部品を購入して電気代を払えば、

なくなってしまい、工賃が出て来ない。

客先に聞けば、「やはり、金型内作のプレス屋が強いねぇー!」

っとの事。

利益、採算は度外視。

「仕事をしてもしなくても赤字、どうせ赤字になるなら、

赤字幅を少しでも小さくする為に、取れば良い。」

苦肉の策だが、景気は本当に底を打ったのか?、いつ戻るか?もわからぬまま、

何年続くか分からぬこの価格破壊が、自分達の首を絞めてしまい、

取り返しのつかない事になる事を、分かっていてもそうせざるを得ない現状は、

まさに、「経済の闇」状態である。

どう情報を集めてみても、自動車関連の景気の戻りは、

少なくても金型単独業界には、やって来ないみたいだ。

っとなると、金型単独業界の生き残り策は、「よろずや」しかない。

今までのオールマイティーな金属加工の技術と、板金プレス技術、

そして、これまた多種にわたる溶接技術。

これらを駆使して、量産物に限らず、一個二個の単品物の製作にも、

取り組んで行こうと思ってる。

とにかく、あらゆる金属製品の物作りに必要な技術、機械、意欲はある。

ないのは、作る物だけ!

どうにか食いつないで行きながら、私の夢である、

モーターの実用化を目指したい。

私は決してあきらめない。

決して!