お立ち寄り下さった皆様方、有難う御座いました。

イメージ 1
去る2月29日~3月2日に東京ビッグサイトで開催された「エネテックジャパン2012」の、
「量産・試作加工技術展」の際は、弊社ブースにお立ち寄り頂き、誠に有難う御座いました。

技術の現場一筋35年の小生にとりまして、とりわけ話才に乏しく、
皆様方には、
分かりにくい説明しか出来なかった事と、深くお詫び申しあげます。

さて今年は、同展示会に3回目の出展と言う事もありまして、弊社の事を覚えて下さっていた方が、
ちらりほらりといらっしゃいました。
そして、弊社へお立ち寄り下さった皆様の、今年の特徴としましては、
燃料電池向け金属セパレータへの、とても積極的な、諸外国の技術者の方々が、
とても多かったと深く印象付けられました。

日本の場合、企業の形態や大きさ、色々なJIS規格の獲得の有無など、技術的な部分は別にして、
とてもこだわりが強く、それが大きな障害になり、先に進まない事が多くなりがちですが、諸外国は全く違います。
「その技術を取り入れた、そのパーツが欲しい!」となると、それらのこだわりは、とても小さな障害でしかありません。

小生の目標は、あくまで、日本の町工場の世界最高峰の技術を、広く
エンドユーザーのトップの方々に知って頂き、
そして利用して頂くことで、日本の製造業のブランド力向上の一端を担えればと、日々、願っている次第です。

太陽電池も液晶もやられ、更に、リチウムイオンもやられ、下手をすれば、自動車産業もやられてしまったら、
日本はどこかの属国になってしまいます。

落ち込んだ経済状況の中、復興の予算を増税で凌ぐことしか考えていない国政は、全くあてに出来ません。
江戸時代の悪代官ではあるまいに、法外な年貢の取り立てを迫られてる農民と同じ状況の、
収入が減少した国民に、どうやって納税をさせようと考えているのでしょうか?

早期の被災地復興を目指し、我々製造業に携わる者が奮起しなければ、この日本は救えません。

こだわりを大きな障害と考え、前に進まぬうちに、諸外国に先を越されたら
「モノづくり日本!」の看板は下ろさなければなりません。

日本の製造業者の95%以上は、中小・零細・町工場です。
その中でも、従業員1~5人以内の町工場が一番多い事と、世界最高峰のアナログ技術は、その中にあります。

大きな工場で、何年も時間とお金をかけて不可能と判断した案件など、
今一度、その技術が本当に必要であるならば、御声掛けをお願いします。

町工場に不可能はありません。