何も書けなかった!

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前回のジオログに、見えぬ悪魔と命がけで戦っている戦士の写真を載せ、
ささやかな叫びをあげてから、早3ヶ月が経とうとしている。

ずーっと、あまりの情けなさに、何も書けなかった。

「安全な原発!」と、40年以上に亘り、大嘘を言い放ってきた国家と東電!
誰が利権がらみで大金を得てきたのか?などは、我々国民にとっては、もはや、どうでも良いこと!
原発被災者のひとりひとりが、爪に火を灯すように、そんな中でもきちんと納税をして、子を育て、
僅かな幸せをやっとの思いで築き上げ、日々コツコツと、己の歴史を刻んできたのに、
「それを全て手放せ!己の歴史を消せ!」そう、国家と東電に命令され、避難させられた被災者の方々!

そんなひとりひとりに、何の罪があって、こんな仕打ちをするのだろうか?

地震津波被災者の方々も、同じような思いが有るかも知れないが、自然災害なので、
怒りもあらわにせず、復興復活に向けて、前向きに生きようと、ほんの僅かに残った力を振り絞っている。

原発被災者、及び、地震津波被災者の方々は当初、本当に迅速な政治の力をあてにし、又、
頼りにしていたと思う。しかし、その思いはあまりに早く、打ち砕かれてしまった。

本来、与野党一致団結し、原発事故収拾と大震災からの復興復活を第一に、永田町全体が、
その政治能力をフル稼働させなければならなかったはずなのに、そんな時なのに、政局を優先させた。

国民の希望は失望に変わり、今は絶望感が漂っている。

6月27日、大震災から3ヶ月と16日も経ったこの日、ようやく、担当大臣が設置された。
笑ってしまうくらい、遅すぎる!

もしも誰かが、その町に人が住めなくなる状況に陥れたとしたら、大罪で罰せられるだろう!
原発事故という人災で、「安全な原発!」と大嘘を言い放ち、大金を手にしてきた輩達を、
45年遡ってでも、法で罰っしなくては、法治国家として、原発被災者に納得しろとは言えないはずだ!

今や、いや、今までもそうだったかもしれないが、この国の政治に期待するのは無駄な時間の浪費だ!

私に出来る事は、己の仕事を全うするだけ!

一ヶ所集中生産・分散供給型のエネルギーから、分散生産、戸別供給型のエネルギー社会をめざし、
世界のイニシアチブの獲得を念頭に、日々、35年間に亘り、培ってきたアナログ技術を向上させるのみである。

全世界が求める物を製造販売し、大きな収益を上げ、納税することで、
大勢の被災者の皆様方の復興に向けた力になる事しか、我々製造業に携わる者には出来ない。

私にとっての原理原則は、あくまで過去の産物。人類が知っている原理原則は、
この地球上のほんの微々たる塵のようなもの。石油一つあげても、発見してからのこの長い歳月、
想像を絶する量を使っているのに、今の所、いや、未だに枯渇していない。

石油に代わる、石油よりもはるかに膨大なエネルギーの源を、人類が作り出せる可能性がないとは言えず、
又それは、すぐそこに有るのかもしれない。

我々、しがない町工場でも、ずーっと昔から、「安全第一!」を掲げて、心配するに至らない物を、
怪我のなきよう、安全に作ってきた。
しかし、人類の力では到底制御不可能な、地球をも脅かす危険な物を、全世界で唯一の被爆国である、
この国で作っていたと言うのだから、己の勉強不足を差し引いたとしても、論外だ!

日本人はおとなしい人種なので、諸外国のようなクーデターが起きる事はないが、
永田町で先生と呼ばれている方々は、リンカーンの言葉を今こそ復唱して、
情けない政治屋から、真の政治家に戻るべき時なのでは?

まああくまで、一町工場の、しがない親父のボヤキでしかありませんがね!